PageTop

トピックス:共鳴振動法非破壊試験器

共鳴振動法非破壊試験器

特徴

  • 最新のデジタル技術、アナログ技術を採用して、高精度、高速、オートスキャン測定(自動・手動・PC)を実現。
  • 目的に応じて、手動測定、自動測定が可能で両方式とも簡単操作で高精度。
  • パソコンに接続して、オートスキャングラフの表示とヤング率の自動計算が出来る。
    注:本測定機単体でも簡易的に液晶パネルにオートスキャングラフとヤング率の計算の結果表示が出来ます。
  • 新方式発振回路(DDS技術)により振動周波数精度は0.1%以内と超精密。
  • 発信波、受信波は液晶パネルにリサージュ波形表示(X軸:発信波、Y軸:受信波)され、1次共鳴点とそれ以外の共鳴点の判別に成功。
  • ピックアップと測定対象物との接点に接着液が不要なため素早く、正確な測定が可能。
  • 小型・軽量で、測定に特にパソコンを必要としないため、様々な環境で使用可能。

原理

本器は周波数スキャン回路より発生した振動波形をもとに、駆動器で弾性体を振動させ、弾性体の振動をピックアップにて受信、増幅して共鳴点を検出し表示します。
上記の周波数により、動弾性係数、動セン断弾性係数、及び動ポアソン比を算出します。

用途

  • 凍結融解試験に特に適している。
  • 測定によって被測定物に損傷を与えない。同一試験体による反復試験が出来る。
  • 時間の経過による材質の変化を測定。
  • 加熱による材質の変化を測定。
  • 化学薬品の侵食による変化を測定。
  • 動弾性係数、動セン断弾性係数を測定し各種材料の品質、バラツキ測定欠陥の発見、又は強度、硬度の推定。

撓み振動試験の場合

振動子の両側に枕ゴムを置き供試体の中央に振動を与え、ピックアップは供試体の端にあて共鳴振動数を測定する。 撓み振動試験の場合イメージ

縦振動試験の場合

振動子の中央に試供体をのせ振動を与え、ピックアップを供試体にあて共鳴振動数を測定する。

動弾性係数の計算

計算式

縦振動試験の場合イメージ1 縦振動試験の場合イメージ2
測定画像
測定画像
スキャングラフ(PCでプリント)
スキャングラフ(PCでプリント)

仕様(スペック)

型 式 LC-674
電源 AC:90~240V(50/60Hz)
周波数測定範囲

500~25,000Hz(±0.1%)7段切換式

周波数表示 10進5桁(透過型ブルーLCD表示)
54mm×30mm
測定範囲 縦振動、タワミ振動、ねじり振動
測定方法 手動/自動 二方式
駆動器 ジルコン酸チタン酸鉛素子使用
波形表示 86mm×30mmカラーTFT
指示メータ 86mm×30mmカラーTFT
ピックアップ 高感度ジルコン酸チタン酸鉛素子使用
出力 コンピュータ接続用USB端子
本体寸法 320mm(幅)133mm(高さ)230mm(奥行)
3kg
振動台寸法 400mm(幅)60mm(高さ)150mm(奥行)
(注:ねじり振動測定の場合は別途オプション金具が必要)
外部出力 USBシリアルデータ出力
附属品 パソコン用プログラムCD、取扱説明書
収納箱 ジュラルミンケース
500mm(幅)275mm(高さ)305mm(奥行)

上に戻る