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テストハンマー

テストハンマーによる推定強度のステップ

推定強度標準式

F=[-18.0+1,27×(R0+R1±R2)]×α ※反発補正値:R1・R2

  • F:推定強度(N/mm2
  • R0:テストハンマーの反発度(20点の平均/水平打撃値)
  • R1:測定位置が湿っており打撃の跡が黒点になる … +3(湿潤補正)
  • R1:測定位置がぬれている場合 … +5(湿潤補正)
  • R2:角度補正値(水平打撃時の場合補正しない)
  • α:材齢係数(材齢10日~27日までの間に試験した場合に限定)

水平打撃時の推定強度換算表(α=材齢係数乗じない場合、補正値=0の時)

R0 F(N/mm2 R0 F(N/mm2 R0 F(N/mm2
15 1.1 31 21.4 47 41.7
16 2.3 32 22.6 48 43.0
17 3.6 33 23.9 49 44.2
18 4.9 34 25.2 限界値 50 45.5
19 6.1 35 26.5

強度換算式の基本(N/mm2
ここにG=0.0980665

打撃角度水平(0°)の場合
F=G×(-184+13.0R)
[F= (-18.0+1.27R)]

打撃角度下向(-45°)の場合
F=G×(-146+12.7R)

打撃角度下向(-90°)の場合
F=G×(-130+12.5R)

20 7.4 36 27.7
21 8.7 37 29.0
22 9.9 38 30.3
23 11.2 39 31.5
24 12.5 40 32.8
25 13.8 41 34.1
26 15.0 42 35.3
27 16.3 43 36.6
28 17.6 44 37.9
29 18.8 45 39.2
30 20.1 46 40.4

注意:高強度コンクリート/PCコンクリートの場合は、別資料「プレストレスコンクリート部材へのテストハンマーの適用性に関する検討」記載の推定強度グラフを適用する。

STEP1 20箇所で測定し、平均値を算出する。
STEP2 平均値±20%の範囲外の測定値は追加測定する。但し、厳密測定時のみ適用。
STEP3 測定方向が地面に水平でない場合は日本材料学会指針を元に補正を行う。
STEP4 測定面の乾燥状態に応じた反発度の補正を行う。
STEP5 推定強度式により強度を決める。
STEP6 推定結果を評価する(国官技第61号対応)
測定時期 評価補正
材齢9日以前 評価が困難であるから試験を実施しない。
材齢10日 推定強度×1.55倍
材齢20日 推定強度×1.12倍
材齢28~91日 補正なし/28日強度とみなす。
材齢92日以降 補正なしとみなす。
材齢10~27日の間 材齢補正係数表を用いて評価する。

参考資料

  • 日本材料学会「シュミットハンマーによる実施コンクリートの圧縮強度判定方法指針」
  • 土木学会基準(JCCE-G 504-1999)「硬化コンクリートのテストハンマー強度の試験方法」
  • 国土交通省大臣官房技術調査課 独立行政法人土木研究所 技術推進本部構造物マネジメント技術チーム 「テストハンマーによる強度推定調査の6つのポイント」
  • 静岡県土木部監修「土木工事施工管理基準」

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